センダン(センダン科)
生薬名 : 苦棟皮・苦棟子 | 薬用部分 : 樹皮・果実 |
採取時期及び調製法 樹皮は剥して細かく刻み、日干しで乾燥する。果実は、秋に黄熟したものを集めて水洗いし、生で用いる。 | | 利用方法 ①ひび、あかぎれに、生の果実をすりつぶして患部につける。 ②回虫、条虫の駆除に、乾燥した樹皮六〜十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 山地や路傍に自生する落葉高木で、校庭や公園のまわりによく植えられる五月頃淡紫色の小花をたくさん咲かせ綺麗だが、木が高すぎてなかなか人目につきにくい。花は棟花と言い、畳の下に敷いてノミの予防に用いたり、火に入れて煙を出し蚊の駆除に用いた。秋に果実は黄色く熟す。「栴檀は双葉よりも芳し」の栴檀はインド原産の白檀のことで、このセンダンには芳香はない。 |
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