ヤツデ(ウコギ科)
採取時期及び調製法 葉を必要な時に採る。葉が厚く乾燥しにくいので、洗った後細かく刻み、日干しで充分に乾燥する。 | | 利用方法 ①痰がきれにくい時に、乾燥した葉二〜三㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②リウマチの痛みに、乾燥した葉ふたつかみ程を風呂に入れて使うと良い。 山地に自生し、また好んで庭に植えられる常緑低木。秋、枝先に小さな白い花を球形にたくさん付ける。その後すぐに果実をつけ黒く熟す。貝原益軒の大和本草には「毒ありという」とあり、また含有成分のヤツデサポニンには溶血作用が知られているので服用量には注意が必要。ヤツデはその名の通り「八つ手」の意で、その葉が掌状に切れ込んでいるから。 |
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