ヤナギタデ(タデ科)
採取時期及び調製法 秋、開花中の全草を引き抜き、水洗いして日干しで乾燥する。 | | 利用方法 ①暑気あたりに、乾燥した全草一握りほどを約十㍑の水で煮だしほどよい温度になった頃両足をつける。②毒虫に刺されたとき、生の葉を摘みとり、少量の塩で揉んで柔らかくし患部に擦り込む。 川岸や湿地など水気の多いところに生える一年草。草丈四十〜六十㌢位。 秋穂状の花序を出し、白色の花と紅色の宿存がくをもつ小花をまばらにつける。葉を噛むと口の中がただれるほどに辛いので「ただれ」からタデになり、葉がヤナギに似ているのでヤナギタデになったとも言われる。「蓼食う虫も好き好き」のタデはヤナギタデのことらしい。刺身のつまとして添える赤い双葉のタデは、このヤナギタデを食用に栽培したもので、俗に魚毒を消すと言われる。 |
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