ヨモギ(キク科)
採取時期及び調製法 五〜七月、葉だけを摘みとり水洗いして陰干しで乾燥する。または、必要時、生のまま用いる。 | | 利用方法 ①腹痛、止血に、乾燥した葉五〜二十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②腰痛、痔の痛みに、風呂に入れて使う。生でも乾燥したものでもよい。③切り傷には、生の葉の汁を付ける。④皮膚のかゆみには、煎じた液で拭くとよい。 山野によく見られる多年草。葉の表面はなめらかで裏面には白い毛が密生している。この綿毛だけを集めたものがモグサの原料になる。今では年中味わえる草餅やヨモギ団子の香りや色は春の訪れを告げるものだった。モチグサ、ダンゴグサの別名はこのことから。よく燃える草から善燃草(よもぎ)、燃草(もぐさ)の名が付いたといわれている。 |
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